大正時代:日本の歴史で高校生が抑えるべきポイント

高校生が知っておきたい!大正時代のポイント


1. 概要

大正時代は、1912年から1926年までの期間を指し、明治時代の続きとしての近代化と、西洋の文化・思想の受け入れが進む時代でした。ここでは、この時代の主要なポイントをピックアップして紹介します。


2. 大正デモクラシー

  • 概要: 大正時代の初期に現れた、比較的リベラルな政治の動き。議会政治が重視され、民主主義的な運動が盛んになりました。
  • 要点: 第一次世界大戦後の経済好景、普通選挙法の成立、政党内閣の台頭などが特徴。

3. 文化

  • 大正ロマン: 当時のモダンな生活や恋愛観を表現した文化の動き。映画、文学、ファッションなどで顕著でした。
  • 新思潮: 西洋の哲学や文学が導入され、新しい価値観や思考が芽生えました。

4. 経済

  • 第一次世界大戦の影響: 戦時中の日本経済は好景気で、輸出が急増しました。
  • 戦後の経済: 戦後はインフレや不況に見舞われ、多くのストライキやデモが発生しました。

5. 事件・災害

  • 関東大震災: 1923年に発生した大地震。東京や横浜を中心に大きな被害が出ました。
  • 米騒動: 1918年の米の価格高騰をきっかけに、全国でデモや騒動が起きました。

6. 国際関係

  • 対外政策: 南満州鉄道の利権拡大や、21ヶ条の要求による中国に対する強硬姿勢など、対外的には拡張主義的な政策を採っていました。
  • ワシントン会議: 1921年から1922年にかけて、主要列強との間で軍縮や太平洋の地位確定などを話し合った国際会議。

7. まとめ

大正時代は、日本が近代化を進める一方で、新しい文化や価値観の受け入れ、国際的な役割を果たしていく過程が見られる時代でした。この時代を知ることで、昭和や平成といった後の時代の背景を理解する手がかりとなります。

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